ウーファーの接続について 〜 カーオーディオ

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スピーカー、アンプの接続について



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スピーカーの SVC(シングルボイスコイル) と DVC(ダブルボイスコイル) について

SVC(シングルボイスコイル) 1個のスピーカーにプラス端子とマイナス端子が1個ずつ付いています。
DVC(ダブルボイスコイル) 1個のスピーカーにプラス端子とマイナス端子が2個ずつ付いています。
ボイスコイルが2個あるということです。
ダブルボイスコイルは小口径で強力な低音を出せるというメリットがあります。
デメリットは音を出すために強力なアンプが必要なことと、構造が複雑なのでコストがかかることでしょうか。


スピーカーのインピーダンス(Ω)について 

基本的にインピーダンスが小さくなればなるほどパワーが出るようになります。
例 4Ωブリッジで50Wx1、2Ωブリッジで100Wx1、1Ωブリッジで200Wx1 と
インピーダンスが半分になれば出力は倍(一般に1.5〜2倍)となります。 
但し、アンプへの負荷も比例して高くなります。
また一般的に音質重視なら4Ω、それ以下ならパワー重視となります。
SVC (シングルボイスコイル)の例

1.5Ω、2Ω、3Ω、4Ω、8Ω、12Ω などのインピーダンスがあり、アンプの対応入力により一発ないし、複数個つないでインピーダンスをアンプに合わせる。
DVC (ダブルボイスコイル)のシリアル接続(直列)の例。

2ΩDVCのシリアル接続の場合、2Ω+2Ω=4Ω
4ΩDVCのシリアル接続の場合、4Ω+4Ω=8Ω
6ΩDVCのシリアル接続の場合、6Ω+6Ω=12Ω
DVC (ダブルボイスコイル)のパラレル接続(並列)の例。

2ΩDVCのパラレル接続の場合、1/2+1/2=1/1 →1Ω
4ΩDVCのパラレル接続の場合、1/4+1/4=1/2 →2Ω
6ΩDVCのパラレル接続の場合、1/6+1/6=1/3 →3Ω
つまり 2ΩDVCは 1Ω か 4Ω の2通りの使用が、   4ΩDVCは 2Ω か 8Ω の2通りの使用が出来る。
キッカー本国の ウーファーアンプ 接続マニュアル 
 

アンプ側の接続

1チャンネルアンプへの接続方法。(モノラル)
スピーカーのインピーダンスに対応しているか確認する。
通常4Ω、2Ω、1Ω。
例えば2Ωで何ワットと書かれていない場合は4Ωしか対応しておりません。
2チャンネルアンプへの接続方法。(モノラルブリッジ)
ブリッジ接続により1.5〜2倍のパワーを引き出せます。
アンプが何オームでブリッジ出来るか確認すること。
またブリッジ接続未対応のアンプもありますので注意が必要です。


複数スピーカーによるインピーダンスの合わせ方

  アンプの入力適合インピーダンスにスピーカーのインピーダンスを合わせる必要があります。
  不適合のスピーカーをつなぎ低負荷をかけるとアンプの破損を招く危険性があります。
  また高負荷をかけると鳴らない可能性もあります。

注) 複数のスピーカーを1台のアンプで鳴らす場合、故障の原因となることがありますのでメーカーに問い合わせてご使用ください。
過去にロックフォードのアンプ1枚で22個のスピーカーを駆動させたとして話題になったこともあります。
アンプの表示ではブリッジ接続 0.5Ωで1,000w 、1Ωで500w 、2Ωで250w 、 4Ωで125w とか表示があるはずです。
基本的にインピーダンスが下がれば出力が増しますが、アンプの危険度も増して行きます。(抵抗が無くなっていくわけですから)
※スピーカー側のインピーダンスが1.3Ωとなった場合は、アンプ側を1Ω対応を選べばOKです。
 同様にスピーカー側のインピーダンスが2.6Ωの場合、2Ω対応アンプでOKです。
   

尚、当ページは参考資料としてください。アンプ、スピーカーによっては該当しない場合もあるかもしれません。
接続に関しましては必ずメーカーの推奨する接続をするようにお願いします。

SVC (シングルボイスコイル)の場合 

あくまで例ですのでなるべくシンプルに繋ぐよう考えてください。
アンプの定格出力とスピーカーの合計定格出力は合わせて下さい。
複数個のスピーカーを繋ぐ場合は小口径を選ぶことが多いですね。
以下の表の通りでも仕様によっては当てはまらない事もあるかもしれません。
以下の接続でのクレームはお受けできませんのでご了承くださいませ。
インピーダンス表 
 
  X Ω Y Ω Z Ω
6 - 4
4 - 4
3  - 2
2  - 2
  
  X Ω Y Ω Z Ω
6 3 2
4 2 2
3 1.5  1
2 1 1
 
  X Ω Y Ω Z Ω
6 2 2
4 1.3 1
3 1 1
2 0.6 0.5
 
  X Ω Y Ω Z Ω
6 1.5 1
4 1 1
3 0.75 0.5
2 0.5 0.5
 
  X Ω Y Ω Z Ω
6 - -
4 - -
3 6 -
2 4 4
 
  X Ω Y Ω Z Ω
4 - -
3 - -
2 6 -
1 3 2
 
  X Ω Y Ω Z Ω
4 - -
3 - -
2 - -
1 4 4
 
  X Ω Y Ω Z Ω
4 4 4
3 3 2
2 2 2
1 1 1
 
  X Ω Y Ω Z Ω
4 4 4
3 3 2
2 2 2
1 1 1



DVC (ダブルボイスコイル)の場合

あくまで例ですのでなるべくシンプルに繋ぐよう考えてください。
アンプの定格出力とスピーカーの合計定格出力は合わせて下さい。
複数個のスピーカーを繋ぐ場合は小口径を選ぶことが多いですね。
以下の表の通りでも仕様によっては当てはまらない事もあるかもしれません。
以下の取付でのクレームはお受けできませんのでご了承くださいませ。
インピーダンス表 
 
  X Ω Y Ω Z Ω
6 12 -
4 8 -
3 6 4
2 4 4
  
  X Ω Y Ω Z Ω
6 3 2
4 2 2
3 1.5 1
2 1 1
 
  X Ω Y Ω Z Ω
6 6 4
4 4 4
3 3 2
2 2 2
 
  X Ω Y Ω Z Ω
6 1.5 1
4 1 1
3 0.75 0.5
2 0.5 0.5
 
  X Ω Y Ω Z Ω
6 4 4
4 2.6 2
3 2 2
2 1.3 1
 
  X Ω Y Ω Z Ω
6 1 1
4 0.6 0.5
3 0.5 0.5
2 0.3 -
  
  X Ω Y Ω Z Ω
6 3 2
4 2 2
3 1.5 1
2 1 1
 
 
  X Ω Y Ω Z Ω
6 0.75 0.5
4 0.5 0.5
 3 0.375
2 0.25 -
 
  X Ω Y Ω Z Ω
6 12
4 8 -
3 6
2 4 4
 
  X Ω Y Ω Z Ω
6 12 -
4 8 -
3 6 4
2 4 4
 
  X Ω Y Ω Z Ω
6 6 4
4 8 -
3 6 4
2 4 4

お勧めできない取付け 備考 
  右図は故障の原因となるので出来ません。

左図はモノラル2chならとりあえず鳴らせます。
ステレオの場合は2chの信号が違うため不可能です。
またモノラル2chでも片チャンネルの信号が何らかのトラブルで途絶えると右図のようになってしまうため、お勧めは出来ません。
モノラルですから片側鳴ってないとか気づくことも出来ないと思います。


抵抗値(インピーダンス)のコラム

オームの法則  直流回路の場合、電圧を E 、電流を I 、抵抗を R とすると、次のように表される.
E=\, RI  I=\frac{E}{R}  R=\frac{E}{I}
合成抵抗 いくつかの抵抗を直列または並列接続した場合、これらはまとめて単一の抵抗として考えると計算が容易になる。いくつかの抵抗をまとめたものを合成抵抗(ごうせいていこう)という。
抵抗の直列接続

抵抗の直列回路では、各抵抗に流れる電流は一定である。一方、電圧は各抵抗にて分担され、これを分圧(ぶんあつ)という。

抵抗をふたつ直列接続した回路において、電圧を E 、電流を I 、合成抵抗を R 、抵抗をそれぞれ R1R2 とすると、

R=\, R_1+ R_2  E=\, (R_1+R_2)I  と表される。
抵抗の並列接続

抵抗の並列回路では、各抵抗に加わる電圧は一定である。一方、電流は各抵抗にて分担され、これを分流(ぶんりゅう)という。

電圧を E 、電流を I 、それぞれの抵抗に流れる電流を I1I2 、抵抗をそれぞれ R1R2、合成抵抗を R とすると、

E=\, R_1 I_1  E=\, R_2 I_2  I=\, I_1 + I_2  
よって、   
I = \frac{E}{R_1} + \frac{E}{R_2}
E = \frac{R_1 R_2 I}{R_1 + R_2}      \frac{1}{R} = \frac{1}{R_1} + \frac{1}{R_2} = \frac{R_1+R_2}{R_1R_2}

を変形すると、

R = \frac{R_1R_2}{R_1+R_2}

となる。上式は和分の積(わぶんのせき)と俗称される。



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